テーマ型提案制度

【No.24】木造住宅オーナーのパーソナライズとナッジ理論に基づくアプローチへの提案募集

  • 防災・安全
  • 都市機能・まちづくり
  • DX

募集期間

2023年08月14日~2024年03月31日

担当課

住宅都市局・耐震化支援課

本課題は過去に募集した課題であり、現在は募集しておりません。

本課題のポイント

解決したい課題

民間木造住宅の耐震化の促進

想定する解決策

啓発対象者に関する多種多様な情報を複合的に分析し、最適な啓発手法、啓発内容、優先度を導き出すアルゴリズムを構築し、対象者ごとに啓発内容等のパーソナライズ(パターン分け)を行う。
また、パーソナライズ化された啓発を実効性のあるものにするため、ナッジの理論を活用した効果的なアプローチ手法を検討する。
※備考資料参照

提案者側の想定メリット

・民間市場での成長分野であるパーソナライズサービスは、行政サービスにおいても今後拡大が期待される分野である。
・ナッジ理論の活用は、行政分野でもすでに注目を集めており、パーソナライズサービスとの相乗効果でより大きな効果が期待できる。
・本業務は、行政事業のなかでも比較的取り組み易く、効果検証も行いやすい業務であるため、ここでの成功実績やノウハウを積み上げることで、広く他の行政施策への展開やPR等に活用できる。

公民連携に期待する事項

・市が所有するデータを用いて対象者をパーソナライズし、各カテゴリーに対してナッジ理論にもとづくアプローチする技術の提案に期待しています。
・住宅の耐震化に係わる知見は市より提供し、共同で研究し、実装できることを期待しています。
・パーソナライズ、ナッジ理論については一企業が全てを提案いただく、それぞれ単独での提案でも可能です。

本課題の詳細

実現したい未来

 

耐震化を検討する建物所有者の悩みや意向に寄り添った支援が行われるとともに、心に訴えかけるアプローチにより、耐震化が一層促進される。

 

 

課題の背景

 

耐震改修促進法に基づき建築物の耐震化を促進するため、各種支援制度の創設・拡充、支援制度の周知・啓発に努めてきましたが、近年、木造住宅については、耐震化の助成実績が頭打ちの状況にあります。

しかしながら、耐震改修促進計画で定める目標達成に向け、一層の耐震化が必要な状況にあり、なかでも木造住宅の耐震化は、大きな課題となっています。

【名古屋市耐震改修促進計画2030】

・住宅の耐震化率目標 R2年度末 92% → R12年度末 97%

(うち木造住宅の耐震化率 R2年度末84%)

 

課題の現状

 

これまでは対象者に対し、ダイレクトメール等で一斉に支援制度を案内するなど、画一的な啓発を進めてきました。

限られた予算のなかで、より効果的に所有者の意識を変えていくためには、個々の悩みや状況に寄り添った支援が求められています。

また、啓発対象者へのアンケートや診断結果報告等により、所有者ごとの様々な情報を保有していますが、内容が多岐にわたり、個別啓発への活用が進んでいません。

募集概要

担当課 住宅都市局・耐震化支援課
担当部署の事業の概要 ・建築物の耐震対策に係る調査、企画及び調整
・建築物の耐震対策に係る相談・啓発
・建築物耐震改修促進計画に関すること
検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 ———
提供企業に求める専門性 ・パーソナライズする技術(アルゴリズム開発)
・ナッジ理論の活用のノウハウや柔軟な発想力
提案できるリソース等 ・啓発対象者の各種情報(以下の情報を、個人が特定出来ない形式で提供します。)
  所有者情報(年齢、住所、お悩み、意向等)
  建物情報(建築年、床面積、診断結果、概算工事費等)
・これまでに実施した啓発の内容物及び実績、各種支援制度等の説明資料等
実施予定時期 <スケジュール感>
R5.6~ 実施内容の検討・協議、予算要求
R6年度以降 可能なものから順次実施(アルゴリズム開発、ナッジデザイン等)
  ※協議内容に応じて、事業スキームや内容、開始時期等を幅広く検討する予定
提案の選定方法 特に選定をしません。(提案内容が妥当であれば採用数を絞込まない)
予算措置の可能性 あり
備考/その他参考情報

【別添】木造住宅 耐震化啓発の取組イメージ