テーマ型提案制度

【No.46】八事霊園内墓参者の①移動負担軽減と②霊園駐車場不足の解消

  • 健康・福祉
  • 防災・安全
  • 都市機能・まちづくり
  • ダイバーシティ

募集期間

2025年07月01日~2026年03月31日

担当課

健康福祉局生活衛生部環境薬務課

本課題のポイント

解決したい課題

①霊園内墓参者の移動負担の軽減
②霊園駐車場不足の解消

想定する解決策

①霊園内移動サービスの導入検証
②自家用車で来園する方が、駐車場に困らずに墓参できる仕組みの検証

提案者側の想定メリット

・事業における社会的意義の創出
・実証実験によるサービスの効果検証
・新たなサービス展開やビジネスモデル構築の機会
・本市との連携による知名度・企業イメージの向上
・幅広い市民層へのアプローチを通じた新たな市場開拓や顧客基盤の拡大

公民連携に期待する事項

・霊園内外の移動サービス運営に関する企画提案・実証実験の協力
・多様な業種(運輸業、造園業等)、墓地・公園等の管理運営実績を有する事業者からのアイデア・技術の導入

本課題の詳細

 

課題の背景・現状

 

①名古屋市立八事霊園は敷地が広大であり、地形的にも高低差が大きく、坂道や階段が多いため、特に高齢者にとって墓所までの移動が非常に負担となっている。現在は徒歩移動が主で、重い花や線香などを持ち歩くこともあり、熱中症や転倒リスクも懸念されている。園内マップはこちら

②駐車場は約50台分と限られており、特にお盆やお彼岸などの墓参シーズンには大変混雑するため、公共交通機関の利用を案内したり、駐車場規制・通行規制を行っているが、駐車場規制期間を避けて訪れる墓参者も多く、問題の根本解決には至っていない。また、渋滞や駐車場待ちも発生しており、近隣住民の生活にも影響が出ている。しかしながら、霊園敷地内に駐車場を拡張できる余地がないため、駐車場不足の根本的な解決が困難である。

 

実現したい未来

 

➀霊園内移動サービスの導入検証

・霊園内の移動サービスを導入し、墓参者が墓所まで安全かつ快適に移動できる環境を整備することで、高齢者や体調の優れない方の負担を軽減したい。

②自家用車で来園する方が、駐車場に困らずに墓参できる仕組みの検証

・霊園内の駐車場不足や渋滞問題を解消し、墓参者の利便性を高めるとともに、周辺地域の住環境を保護したい。

①②を通じた未来

・暑い夏の日の墓参の負担や体調不良のリスクを減らし、安心して墓参ができる環境をつくりたい。

・移動の利便性向上により、霊園の魅力を高め、新規利用者の減少傾向に歯止めをかけたい。

 

提案して欲しいこと

 

①未舗装、高低差や狭い幅員でも墓参者や職員を乗せて安全に移動できるモビリティの実証実験の提案
(例)電動カートやシャトル、グリーンスローモビリティ、人力車、かご等

②墓参者からの駐車場不足の声を解消するための方策
(例)近隣の駐車スペースの貸与(特にお盆やお彼岸の時期)及びシャトルバスの運行

※①、②両方の取り組みを合わせたご提案に加え、どちらか一方のご提案も歓迎いたします。

 

提案者側のメリット

 

・実証実験により、リアルな運用データや利用者の声を得ることができ、自社サービスや技術のブラッシュアップに繋げられる。

・将来的に本市の霊園および本市の霊園以外でも同様の課題を抱える施設や地域に対してサービスを展開できる可能性がある。

モビリティ内での広告掲示等、新たな収益源の可能性がある。

・公民連携による社会課題解決の実績を積むことができ、企業イメージやブランド価値の向上が期待できる。

 

募集概要

担当課 健康福祉局生活衛生部環境薬務課
担当部署の事業の概要 ・八事霊園の課題解決
検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 【検討経緯】
・令和5年度より移動サービス検討開始
・令和6年度に他都市霊園視察、類似サービス導入の課題把握
・令和7年度に課題検討のため、市民アンケートの委託調査実施
提供企業に求める専門性 特になし(ただし、園内の高低差や幅員の狭さ等を把握していただくため、本市担当者との園内視察を必須とする)
提案できるリソース等 ・実証実験などにおける霊園内の土地提供や実証実験環境の支援
・実証実験でのデータ取得および共有
実施予定時期 実証実験を~令和8年3月
提案の選定方法 提案内容が妥当であれば採用数を絞らない
予算措置の可能性 次年度以降に予算措置の可能性がある(効果のあった実証実験の結果をもとに予算要求予定)
備考/その他参考情報

八事霊園HP(名古屋市公式HP)

https://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000041300.html