■経緯
名古屋市がテーマ型課題として掲げている「町内会・自治会をアシストする仕組み、人材の募集(No.18)」は、地域コミュニティの活性化を目的とした提案を受け付けているものです。
地域活動の基礎となる町内会・⾃治会の加⼊率は低下し、担い⼿も減少しており、今後活動の継続が困難となる地域が出てくる可能性があるため、地域活動を持続可能にするための人材をみつけ、住みやすい地域を作っていきたいと考え、課題を掲載しています。
また、町内会・⾃治会の活動の活発化につながるような施策を打っていきたいと考えていましたが、施策を⽴案するために必要な情報(市⺠の声)を⼗分に集められていないと思い、情報収集の方法を検討していたところです。
そこで、株式会社Deepcraft(2025年1⽉14⽇~株式会社Athena Technologiesに社名変更)より、⽐較的ユーザーの⽣の声が集まるとされるX(旧Twitter)から収集した投稿を分析することで市⺠活動活発化のための⽰唆や現状の市政運営の課題を⾒つける、という提案をいただき、本課題に関する新たな取組として実施しました。
■取組内容
① 分析対象となるデータをX(旧Twitter)の投稿からベクトル分析※により名古屋市で検索をかけ、約35万ツイートを収集。
※ベクトル分析:検索ワードに対して意味的に近いツイートも収集できる分析手法
② 収集したデータツイートをベクトル化し類似度ごとにグルーピングを実施、地域活動の活性化につながるような⽰唆が得られる可能性があるツイート群を特定。
■結果
ネガティブなツイートのクラスタに含まれるツイートからトピックを抽出して重要度(=ネガティブな感情の割合とツイート頻度)を可視化し、重要度が最も⾼いトピックに対する改善施策が効果的な可能性を発見しました。そこでは、「情報の不足・見える化の不足に関する不満」を多く確認でき、地域活動の活発化につながる施策の検討につなげることができました。
■提案を募集しています
地域活動を持続可能にするための人材をみつけ、住みやすい地域を作っていくための提案を募集しています。
テーマ型提案制度(【No.18】町内会・自治会をアシストする仕組み、人材の募集)からご提案をお願いいたします。
担当課 | スポーツ市民局地域振興課 |
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